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毎日のスキマに浮かんだ言葉「スキマワード」を、膨大なブログのスキマに記します。皆様の「スキマワード」も繋いで頂けると嬉しいです。
ここが「スキマ」です。 --------------------- joey 28歳 東京 カテゴリ
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ニュース番組にて知りました。
「都市圏緑地の危機」という、まあ正直なところ食傷気味のテーマではあったのですが、なにせ隣町のこと、実感とともに見入ってしまいました。 ニュース自体の概要は。。 東京都新宿区下落合の古屋敷に狸が出る ↓ そこを住宅会社が購入した ↓ あと一月ほどで分譲される(05年2月25日現在) という流れに対して付近住民が当該の土地買収目的で基金を設立、区にも訴えでて対抗しているというものでした。 昨年か一昨年、似たようなニュースで都内のどこかの桜の木が、道路だか土地造成の邪魔になり伐られるということがありました。この時は住民が座り込みなどして対抗していましたが、結果は強権に押し切られて伐採されました。 入学シーズンに毎春、文字通りその花を添え、老若男女問わず付近住民の共有の思い出になっていたようです。 伐採当日、桜の太い幹に業者のチェーンソウが食入る様子を見て涙を流していた初老の女性は、遠い日の入学式の情景を思って自らの悲しみに暮れていたものなのか、あるいはその素晴らしかった情景をこれからの世代に見せてやることが出来ない悔しさからきたものであったか、あるいはその両方であったかもしれません。 行政、役所云々、なにかと私達の意思が届かない世情ではありますが、狸の一匹くらい自由に生かしてやれないでは、町人の名折れ。少なくとも欠片くらいの人間らしさは持ち合わせていると誇れるように、些少ですが僕は基金に協力してみようと思います。 ■下落合みどりトラスト基金 ■http://www.jsc-com.net/shimoochiai/top.htm ■問い合わせ先: 〒161-0033 東京都新宿区下落合4-9-14 「下落合みどりトラスト基金」事務局 (石渡正行) ■TEL.090-8109-1654 #
by joey_r
| 2005-02-25 18:41
| 出来事とか
'ey ! Ho ! Let's go !!
'ey ! Ho ! Let's go !! 見ましたよ。 席立ち上がりそうになる体を押さえ込むのが大変でした。 つまんなくてじゃないですよ。 作品中に出てくる関係者のインタビューでも異口同音に語られてましたが、 ジョニー鬼軍曹の鉄の規律があって、あの継続する初期衝動が ずっと守られてきたんだなぁという感想です。 メンバーほんとバラバラ勝手でした。 ロック不遇の時代に火種を絶やさなかったという紛れも無い「事実」は、 インタビューにも出てくるフォロワー達が揃いも揃っていかに現在の ミュージックシーンで重要な位置を占めているかということで再確認できます。 DEE DEE KINGは笑えます。 にしてもほんと本国では売れてなかったんですねぇ。 いがみ合ってけなし合って憎み合って女取り合ってハードなツアーでアルコール・ドラッグ漬けになって。まあバンドを続けるってことは大変なことなんですね。 昨今流行りの再結成なんてしょっぱい事もせず(というか出来ず)、文字通りone-two-three-fourでロックをロールし続けていった彼らに、心からのファンが多いのはやっぱり当たり前ですね。とにかくサイコー!! Dee Dee,Joey,Johnnyを偲びつつ GABBA GABBA HEY!! #
by joey_r
| 2004-12-03 13:18
| 映画とか
最も好きな作家のひとりであり、没日が自身の誕生日なのをいいことに、なにやら勝手に親近感を抱いていたりもします。
僕は彼の精神構造に興味をひかれます。ので、個人的には小説にしてもそんな題材を扱っている作品が気になります。「富士」は傑作です。 本作は確か彼の遺作になっているエッセイ‥というかコラム集?です。 散歩が趣味らしく、病気を抱え、文字通り目眩の発作を起こしながらも日々の散歩を欠かさない姿が日記調で書かれています。 この作品の頃は既にひとりで行動することも億劫になっているようで、奥方様(この女性がまたとても素敵な方なんです)に連れ立ってもらって千鳥ヶ淵北の丸公園や明治神宮代々木公園なんかをつらつらと散歩している情景がひたすら淡々と書かれているだけなのですが、何でも無い日常の風景、それは折々で親子連れの無邪気さだったり奥様の食欲についてだったり、彼の目が何気なくふと切り取ったシーンについての彼の考えや雑感が織り込められています。 「小説家」という、ただでさえ平素から観察眼でもって飯を食っている類いの人であって、さらに死を目前にしたことで一層「見てやろう」とする姿勢が鋭敏になっている作者、その目に映る世界の日常、私達には「当たり前」になっている1シーン1シーンが及びもつかない鮮やかさと貴さをもって描かれています。私達が今ここにこうして在るためにその全てを構成している、とるに足らないひとつひとつの塵ほどの要素がいかにしてそこにあるか。そうして私達を成り立たせているか。 なにかこう書くと物凄く重厚な内容のように感じますが、肝心なのはそれでいて一冊を通して、躍起になっていたり、悲観しているような節は一切感じられず、死出の調子としてはコミカルなほどあっけらかんと自分の病状についての解説があったり、あくまで力まず「小説家」という職務を全うしているところにあります。 「死」という到達点に向かう人間の主観・俯瞰の絶妙なバランスの筆致、淡々とした語り口に、むしろ物書きとしての意地をひしひしと感じることのできる作品です。 ひとりの人が自らの死というものをこれだけ俯瞰で見ることができるというのは人外の所業であるようにも思えます。 本作にももちろん登場する武田百合子さんは妻、代筆者として公私共パートナーであった人です。その人物・作品ともにとても魅力的で、こんな夫婦になってみたいと思わせてくれること請け合い、「結婚とはなにか」みたいなことを考えている人にもお勧めのテキストです。 #
by joey_r
| 2004-11-24 12:52
| 活字とか
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